(社)大阪イスラム文化センターとの出会い大阪・茨木市

茨木の地から国際協力 イスラム諸国との人権交流と相互理解を求めて

                茨木モスク    

                                             Manabu Kitaguchi

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本日はイード・アル=アドハー(عيد الأضحى 、Eid ul-Adha)はイスラム教で定められた宗教的 な祝日。

コリア国際学園を会場に300人以上のイスラム教徒が、年に2回のお祭りをされました。

 

とても大きなお祭りでした。お祈りのあとバングラディシュ・コミュニティのパーティに参加させて頂きました。

                                       

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第二回道祖本地域協議会主催のフットサル大会も大成功でした。

エジプト、マレーシア、バングラディシュ、インドネシア、韓国、地元チームなどなどに、

JICA大阪チームが参戦!!!

JICA大阪チームはウルグアイ、エクアドル、アルゼンチン、ウガンダ、インドネシアなどの

最強混成チームで、優勝をかっさらったのです。パチパチパチ!

  

  

イスラムの人々や地元茨木の人々、コリア国際学園や道祖本支部、地元有志による東日本震災被災者支援活動の写真パネル展なども開催され、大変な熱気で楽しい一日となりました。

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バングラデシュの子どもたち、大阪の公立保育所や小中学校に通うイスラムの人々の子どもたちの

ベンガル語や英語、文化などの、親たちの自主講座が始まりました。場所はコリア国際学園のご好意で。

いろいろな新しい動きが出て来ている北大阪、北摂茨木の多文化共生の動き、今後が楽しみです。

 

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 昨年、大盛況で成功裏に終わりました『道祖本(さいのもと)フットサル大会』

第二回の本年度は会場を地域の中学校、大きなグラウンドを使っての実施となりました。

みなさま、どしどし御参加くださいませ。締め切りは9月20日となっております。

事務局へFAXで参加申し込みをして頂く形式となっております。

●第2回さいのもとカップ フットサル大会 参加チーム募集!

 

― 地元・私たちの東日本大震災支援写真パネル展の同時開催

  アジア各国の飲み物などの出店も

The Second Annual Sainomoto Futsal Cup is looking for teams!

To be held with a panel display of photographs for the restoration of the stricken Northeast. Drinks and snacks from all over Asia on sale.

 大阪・茨木市豊川地域の国際交流のための「ワールドカップ」!

昨年は9か国から12チームが参加しました。

みなさん、お気軽にお越しください。応援も待っています。

A “World Cup” promoting international understanding in Toyokawa, Ibaraki, Osaka

Last year we had 12 teams from 9 countries. We’re looking forward to even broader participation this year!

 日時:20111010日(月曜日)祝日  午前10時~午後4

   ※集合時間は午前930分です。

To be held on 10 October, 2011 (a national holiday) from 10 am to 4 pm (assemble at 9:30)

 会場:茨木市立豊川中学校グランド

567-0054 茨木市藤の里1-16-18    ※地図

Location: Ibaraki City Toyokawa Junior High School ground

1-16-18 Fujinosato, Ibaraki-shi, 567-0054 (map)

参加:16チーム(1チーム5人)

   ※同実行委員会以外からも一般参加枠(2チーム)を設けています。参加を希望する

チームは、参加申請フォーム(裏面)に必要事項を記載して920日(火)まで

に下記の連絡先にFAXで送付してください。

Participation: 16 teams (5 members/team)

 

General participation slots are available for two teams. Please fill out the attached form and send it back by fax no later than Tuesday, 20 September. 

 

 参加費:2,000円(1チームにつき)

   ※当日会場には、東日本大震災の義援金箱を設置するとともに、参加費は当日の必要経費以外を義援金とさせていただきます。

Participation costs: 2,000/team

 

 


FAX 送信フォーム

 

 

 

主催:第2回さいのもとカップフットサル大会実行委員会

   【実行委員長】和田守(茨木市人権豊川地域協議会会長)

   【構成】茨木市人権豊川地域協議会/大阪イスラム文化センター/学校法人コリア

国際学園/部落解放同盟大阪府連道祖本支部/地元有志

   【連絡先】コリア国際学園中等部・高等部

        TEL072-643-4200   FAX072-643-4401

Planning: Committee for the Second Annual Sainomoto Futsal Cup

Chair: WADA Mamoru (head of Ibaraki/Toyokawa Human Rights Committee)

Participants: Ibaraki/Toyokawa Human Rights Committee, Osaka Islam Center, Korea International School, Buraku Liberation League (Sainomoto branch), local residents

Contact: Korea International School

Tel.: 072-643-4200 Fax: 072-643-4401

 

 

 

 

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東日本大震災 イスラム留学生被災者 支援活動!!!

茨木市豊川地区 がんばる!!!

毎日放送『ちちんぷいぷい』でも紹介されました!!

ぜひご覧くださいませ!

  大阪府連や支部 茨木3支部やコリア国際学園、茨木市、茨木市人権センターなどの皆様のご支援により、

被災留学生支援などの取り組み毎日放送「ちちんぷ いぷい」がyoutubeに再度アップロードされました。

多くのボランティアの皆様にもお世話になりました。感謝感激です! 下

記の映像 ご笑覧頂けましたら幸いです    

   http://www.youtube.com/user/banabanjp

 

 

 

             

 3月11日に生起した東日本大震災、多くの被災者や避難する人々がいまだに過酷な状況下におられます。一日も早い復旧や改善を祈る日々です。

 茨木市のモスクを頼って多くのイスラム留学生が16日にモスクに溢れました。初日は130名以上の人々が寝る所を求めておられました。乳幼児や子どもたちもたくさんおりました。

 大阪中のホテルは満杯状態が震災以降続いている上、日本語の不自由な外国人を受け入れてくれるホテルの確保は出来ない状況でした。駆けつけた私はその数の多さに驚愕しましたが、このHPでご紹介しているように地域社会との交流の積み上げの成果で120名のエジプト・モロッコ留学生はJICA大阪センターに1ヶ月受け入れて下さり、バングラディシュ留学生はコリア国際学園の春休みの空き教室を避難所として使わせていただけるように数時間で手配が出来ました。

奇跡のような街、豊川です!!!東北や関東からトータル200人近い外国人被災者を受け入れるすごい底力!それも数時間で!!

       コリア国際学園に避難してきた人々です  教室が一時避難所に!!  コリア国際学園の皆さん ありがとう!!

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http://www.kis-korea.org/kccbbs/kannews_viewbody.php?number=134

以下、コリア国際学園HPより転載です

東日本大震災によるバングラデッシュ人留学生を受け入れ

未曾有の東日本大震災によって、被災された方々に心からお見舞い申し上げます。
今回の大震災による原発事故の被害から避難するため、筑波大学などに留学していたバングラデッシュ人留学生15名が、地域のボランティアの方とともに、急きょ3月16日(水)、KISに来られました。

KISでは、この日から一時避難所として約1週間教室を開放しました。近くにある大阪イスラム文化センターを目指して、イスラム圏の方々が一時避難場所として被災地等から集まる中、地域の「茨木市立豊川いのち・愛・ゆめセンター」などと協力しながら、布団やマットなどを用意して対応をしました。ニュースを見て、毛布などを車で運び込んでくださった方もありました。感謝します。一日も早い復興に向けて、今後も可能な限り継続して協力していきたいと思います。

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 茨木市立いのち夢あいセンターの相談員さんと館長さんはそれ以上の避難者増加に備えて別館(旧青少年会館)を用意下さり茨木市からは毛布350枚が届き受け入れ態勢が整いました。大阪府人権協会も布団の手配や大阪ボランティア協会を通じての通訳・英語受付電話対応の派遣要請と手配、地元支部、青年部の皆さんは日々の生活、コインランドリーに同行など大活躍、茨木市人権センターも全員がバックアップ体制を組んで万が一に備えて下さりました。官民一体、地域コミュニティ総出での素晴らしい対応でした。東京大学、筑波大学、東北大学など東日本各地からの避難留学生からの感謝の声はすごいものでした。

 

 各国政府大使館や在大阪外国人留学生コミュニティより、感謝状が届いているそうです。

 

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 2010年1113日(土)にコリア国際学園&元茨木市豊川青少年会館で開催されました茨木市「第一回豊川フットサル大会」はコリア国際学園・

大阪イスラム文化センター(茨木モスク)・部落解放同盟道祖本支部の3者の共催で大成功に終わりました。

本当にすてきな一日でした!!翌日の「朝日新聞大阪北摂版」でも紹介されました。

 モスリムとの国際協力や友好善隣、多文化共生に取り組む近隣日本人コミュニティと近隣公立小学校教職員、オールドカマーでもありニューカマー

との国際的な出会いに積極的な、在日コリアン&日本人青少年・少女の新しい国際人育成、独特のポリシーを持っているすごい内実のインターナショ

ナル・スクール「コリア国際学園」、そして大阪イスラム文化センター(大阪モスク)の皆さん(これらが幸運な事に道祖本地域の中で半径100m

の距離で立地しています)の協力で実現した素晴らしい一日でした。実現できたのは皆様の交流や共生への想いや日々の積み重ね、そして(財)大阪

府人権協会からの助成を受け開催することができました。

コリア国際学園の関連HPもご覧下さい   

http://www.kis-korea.org/kccbbs/kannews_viewbody.php?number=89

先日コリア国際学園で行った高等部「教養・Liberal Arts」科授業

「世界のマイノリティと出会う~国家・民族・国際人権とは」のHPもアップして下さっています。

http://www.kis-korea.org/kccbbs/kannews_viewbody.php?number=97

 

 

 

 

 11月13日(土)1時(台風のため10月30日が延期)

 第一回 豊川フットサル大会

   『道祖本カップ』 1時キックオフ

 コリア国際学園グランド燃える!

豊川でワールド・カップだ!!! アフリカ・アジアからの留学生とコリア学園、地元のチームや先生たちとの国際親善マッチ!

詳しくは →http://nishihama3.oiran.org/ 

      http://nishihama3.oiran.org/simpleVC_20101113031443.html

 

 12チーム100人以上が試合に参加され、地域の人々の応援、女性部の有志の方々の「茶がゆ」や「おにぎり」「炊き込みご飯おにぎり」 多くの 方々のご協力、選手のみなさんのご家族もいっぱいで、コリア学園一帯は人の海、夜のバーベキュー交流会も大盛況!!200人以上の御参加でした。

 各国のお国自慢のバーベキューや料理、地域のみなさんのおもてなし、コリア国際学園のみなさんのがんばりなど本当にすてきな一日でした!!

 

 

 

1、誤解と偏見、差別を超えて 

         

「イスラムの人々と交流をしています」こういうと知人の中の多くの人が「大丈夫か い?」「アルカイダとかいない?」と驚いた反応をされます。

 私は半年前から転居してき た茨木市の自宅そばにある大阪で唯一のマスジド(Masujid 礼拝所モスクより正確な表現とイスラムの新聞が記述)に通っています。そこで世界20数カ国からのイスラムの人々と感動的な時間を過ごしています。私は無宗教の人間ですが壮大な歴史と文化を持 ち、日本との密接な関係を国際化時代に急速に深めつつあるイスラム文化圏の人々とここで出会いました。近畿一円から、大学や大学院に来訪されている留学生、教授(JICA関係者、大学院や医学部や工学部、外国語学部などの大学教授の方が多いのが茨木モスク=大阪イスラム文化協会=大阪マスジドの特徴です。)の人々との交流で感動しています。

                     

                         ●上写真 茨木市豊川の「大阪モスク」外観です

 

●下写真 神戸ムスリムモスクは 関西最大 数十カ国数百人が参集されます

   

              

 

 イスラムの国はアジア・太平洋地域では半 分を占める人口を有しています。日本のODA が多く振り向けられている国は、アジア・アフリカ諸国、インドネシ アやマレーシアなどがそうですです。その国々にはイスラムの人々がいらっしゃいます。他にもトルコやエジプトを始め日本にとって大切な国がたくさんあります。石油の大部分は中東の産油国、それもイスラム文化の国々からです。茨 木市豊川には諸外国から、本当に大切な国の人々が、大阪府下をはじめ京都・兵庫一円から参集されています。

 どれほど私たちはイスラム諸国からの来訪者や在日イスラム(日本人信者も含む)の人々と事を国際平和と連帯、人権擁護のために理解しようとしてきたでしょうか?私は私自身も欧米のキリスト教を背景とした人々の 発信するメディア情報のみ、自爆やテロと いった誤った知識イメージしか持ち得なかっ たことを痛切に反省する日々です。

  日本では「イスラム」に関するネガティブな情報ばかりが報道され伝わり、イスラムの人々とは実際に出会う機会も持たないでいました。

 全国各地存在し、隣人として生きる在日イスラム教徒30万人以上。

 その数は今 日の国際化時代確実に増加しています。日本人と結婚し日本と祖国の間の交流や貿易、教育や国際親善交流に生涯を捧げ日本に文字通り骨をうずめようとしているイスラム教徒の 人々の数もいます。今後も増加が予想されます。なのに、私たちは在日イスラムの人々の存在を知りつつも、無視しているといってもいいような意識が一般的だったのではないでしょうか?

 存在していてもあえて触れない存 在、しかし「暴力的 過激 テロ」などのネガティブなイメージだけを強く持って予断と偏見でスルーしてきている ような気持ちがします。

 

                         

      

 

 私には多くのイスラム 教徒の友人が茨木市の豊川の地でできました。誤解と偏見、差別に身を縮め、悲しみを抱きしめながら、声高い主張やアピールもイスラムの人々はされません。彼等は彼等の多国籍コミュニティ「茨木モスク」=茨木マスジトの中で肩を寄せ合って滞日生活や学業、相互出身国同士の友好親善の時間を積み重ねていらっしゃいます。

 私はその姿と心にほっとして、「人間ってこんなに優しくて国籍・人種を超えて親交 が素敵に深まるのか!」と感動の体験を茨木・豊川の地で体験しています。

 

●大阪モスクのHPは下記にあります。

 素敵な写真もいっぱいでリンク情報も充実していますね。

 http://osakamosque.org/Activities.htm

 

  諸外国から全国、そして茨木市近隣の保育所や小学校に親とともに訪日し在籍 するイスラムの子どもたちは国際的な在 日イスラム社会の中で、生き生きのびの びと「多国籍空間」をエンジョイしてい ます。

                      

     

                              

 

 世界でイスラムの人々は増加していま す。  日本で生きるイスラムの人々も増加 して行くでしょう。これは世界的な潮流で、ドイツやアメリカでは最近、続々とキリスト教からイスラムへの改宗者や移民で増加するイスラムの人々に関するTV 番組や論調、報道が増加しています。  異文化が豊かにする地域や国の活力や平和と友好がテーマの報道が世界で続い ています。 

 「アジア・太平洋の人権と交流」というテーマで考え行動しようとするときには、もはやイスラムの事に触れず出会わずでは、貧しく不完全なもかも知れないと言わざるを得ま せん。

  これら多くの人々が身近におられます。日本国内で、文化、歴史、人権、差別、教育、国際理解や交流などについて語り合うチャンスを私は失いたくはありません。連帯するチャンスを失い無くない、助け合う友人としてありたいと強く思っています。

       

 

 3、茨木市の豊川に大阪最大の(社)大阪イスラム 文化センター「茨木モスク」が誕生したのは3年ほど前だといい ます。日本国内には約57のマスジスが存在します(2010年にはさらに増えています)。その多くはイスラム教への無理解や誤解と偏見、差別によって大きな苦労があるようです。彼等の日々の暮らしになかなか不可欠なモスクを開設することは大変な作業であるようです。現在でも日本各地で地域住民の反対運動に直面しているとも聞きます。幸いな事に茨木市の豊川では周辺住民の国際感覚の高さ、人権意識の高さから夢のような交流が始まっています。過去に地域NGO・NPOが地域内にあるJICA大 阪センターと地域ぐるみの交流を行って来た経験も大きいようです。

 

        ラマダーンが明けた日の大阪モスクです

 

                

  地元選出の中村信彦市議、地域青年組織メン バー、女性組織メンバー、高齢者組織メンバー、市外からの元校長先生、など豊川のモスクに繰り返し訪問し諸国の手作りカレーやチャイ(ミルク紅茶)などを ごちそうになりながら交流をしています。市立コミュニティセンターでの交流事業も計画されて います。笑顔が絶えないすてきな国際交流が積み上 げられています。       大阪豊川のモスクには中東で高位のドバイから来られたイマーム(導師)が日本ツアーの折に来訪、宿泊もされています。同行されてこられた右写真左端の白いひげのイマームは日本最大のイスラム組織イスラミックセン タージャパン(東京)のとても有名なイマームです。右手の方はサウジアラビア、アラブ首長国連邦から。大阪モスクには毎月、多くの国からのお客様が来訪されます。もちろん日本各地からのムスリムの方々の来訪者も頻繁です。神戸ムスリムモスクのイマームも親しくさせて戴いています。2ヶ月に1度程度 豊川にいらっしゃいます。

 半年前にはインドネシアから5名の方々が来訪されました。最近はアラブ首長国連邦、マレーシアからの地位の高いムスリムの人々が滞在されています。全国のイスラム教徒の人々も大阪に滞在されたり、スティされ交流をされている様子をよく見かけます。 

 茨木市豊川にある「(社)大阪イスラ ム文化協会」、  通称大阪モスク、体を清めるための別室を完備しています。それはイスラムの人々に とってとても大事な施設ですが完備している日本国内施設は少なく、イスラム諸国からの留学生を多く抱える国公立市私立大学でも無 いところが多いようです。  茨木市人権センターのメンバーも楽しい交 流を行っています。  春には各国から日本の大学・大学院に入学され来日された人々の歓迎の集いも盛大で す。

 

 

 名古屋から「トヨタ自動車」内部にあるモ スクのイマームと中部地域のイスラムの人々が 大勢で大阪訪問、楽しい日もありました。日 本のあちこちでイスラム文化を背景とした人々 が仕事や生活をしてられる時代なのですね。驚きもありました。  外国に於いて、イスラム諸国において、各国外務省担当部署は自国の留学生を日本へ送り出すときに「大阪には豊川にモスクが あります。兵庫には神戸ムスリムモスク が。」と紹介しているそうです。

  茨木市議の中村信彦さんは名古屋のスリラ ンカ出身のイマームといろいろな問題、滞日 イスラムの人々の問題にも積極的に語り合っ て下さいました。

 

4、広がる交流と全国のイスラム文化 に生きる在日の人々と出会う 広がり重なる交流と対話 予断や偏見がみるみる解けてゆくのです。

 英国人の「大阪イスラム文化協会」代 表から私たちは大きな相談をうけまし た。  中村議員は真剣に対応や実態を知ろ うとがんばって下さっています。

 

 5、驚くべき問題が明らかに中村議員や私への訴えは「イスラム 教徒の墓地問題が極めて深刻な事態」 という事実でした。数年前まで国内で許されていた土葬、そして彼等の墓地が日本国内で確保出来ず緊急事態であ るという事です。

 イスラム教徒にとっては火葬は「この世で悪行を尽くした罰で焼く」とコーランに極め て強い罰則、辱めとして遺体を焼く行為が位置づけられています。神戸ではあと7体、山梨ではあと2体分の墓地しかありません。北海道にもありますが遠いですね。山梨の墓地はたまたま土葬可能の山の所有者が提供してくれていたものですが、増大する国際化 時代に不足は悲惨な状況です。昨年、神戸では日 本人イスラム教徒の医師が無くなられた時、日本人だからと埋葬を許可されなかったのです。イスラムの伝統によって遺体処理も埋葬もできるところはほぼ無くなってきています。この深刻な問題に在日全イスラムの人々は苦闘 しています。「アシストしてほしい、応援してほしい」と。「コーラン」の教えを変更する事無く全世界で11億以上の信者を擁するイスラムの人々には教義上「郷に入れば郷に従え」は不可能 に思えます。多様性を認める国際社会への発展が 日本にも不可欠でしょう。まずは交流を深めてゆきましょう。私にとって身近で交流してきたイスラムの人々、はかけがえの無い友人と、すでに言えるかもしれません。東京モスクや大使館関係者と会いました。 日本在住モスリムや関係諸国と緊密に連携を取り、関東圏でイスラム霊園開設に努力を10年以上続けているイスラミックセンター の墓地担当理事たちと長時間の会議も持ちました。

  全国で生活をしたり大学や研究機 関で働く諸外国のイスラム・ネット ワークと理事会が全面的に協力関係を持って進めてゆきたいとの話もでました。

 半年以上の交流と神戸モスクのイマーム、大阪モスクの代表、愛知モ スクのイマーム、ドバイからのイマーム、、、茨木・豊川での交流などの情報は東京へ伝えられており信頼をして戴いているようで す。東京の理事会参加を求められています。

 各国関係大使館やJICA、大学教員や議員との拡大協議会などの立ち上げも提案されました。 イスラミックセンタージャパンでは、重要な対談を重ねました。

●写真はイスラミックセンター(東京)です

 大阪・豊川の地域の人々との交流は広がりを見せています。  地域運動への良い影響を予感させます。 中村信彦議員は、「国際化時代に彼等の墓地を準備するのは人権問題としても重要」 との想いで、地元大阪府議森みどりさん、衆議院候補元国会議員大谷信盛さん、参議院議 員梅村さとしさんなどにも協力依頼、

民主党党首鳩山由起夫議員が茨木市に来られ夕食会 を持たれたときに全員で党首に「理解と取り組みが必要」と皆様で訴えて下さっています。 また、後日、「民主党大阪府連の富田幹事長や福田政調会長も聞いていてくれました。 講師の尾立参議院議員も党としてしっかり考えていきたいと答えてくれました。」と中村 議員からメールを戴きました。

  現在、この国際的な時代に、イスラムの人々の必要とする墓地をなかなか新規に開設で きない現状、「このような国は日本だけ」という言葉には驚きました。深刻な人権問題で はないでしょうか? 大阪や兵庫の人権問題に取り組む人々の様々な交流の動きが始まってほしいと思いま す。神戸には関西最大のモスクがあり、神戸ムスリムモスクのイマームからは「多くの 人々と教育や文化交流、国際理解の取り組みを、人権などで教員の人々と交流もうれし い」と言われています。東京のイスラム文化センター理事で中央大学教授からも同様の依 頼をお聞きしています。教育も大きな問題だそうです。現在の数多い「多文化共生」「人権教育」の教育集会や教育関係者の研究会の場で「イスラムと教育」などへの取り組みが 報告や論議テーマとしてほとんど見当たらないのも不思議で残念なことです。

 

7、議会や地域の力で

  イスラムの人々はみな、「キリスト、ヒンズー、ユダヤ、韓国、無宗教など、どのよう な宗派の人々と共同墓地でもかまわない。遠距離でもかまわない」とおっしゃっていま す。それほど宗教人口の多いイスラムの人々の墓地問題の状況は逼迫しています。

  私は世界の多様な宗教や文化、歴史を知ることのできる平和国際霊園公園などを夢見ます。デートコースになるような英国のローズ・ガーデンや米国の兵士墓地のように美しく、文化・歴史・特色などが学習できる施設が理想ですね。 イスラムの人々の霊園は、関東、大阪、兵庫、広島、福岡で早急に必要となっています。知事の土葬認可地域指定、もしくは滞日在日外国人への配慮と国際化に合わせた条例改正議会の動きが重要で必要かと思います。オーストラリアでも2003年から増えるイスラム教徒のために墓地霊園整備を政府が始め、ようやく2009年にオーストラリア始まって以来、初めてのイスラム霊園をオー プンさせたところです。これはイスラム世界にビッグニュースとして全世界に流れたばかりです。 

 真の国際化を大阪、近畿は目指すべきでしょう。そのために日本で多様で有益な仕事を続け日本を愛してくださったイ スラムの人々が安心して埋葬され、家族も遠距離でお墓参りもできないような、いや、一切イ スラム霊園開設を認めないなさけない現状と彼等の直面してい る問題解決のために動きはじめ ましょう。

  下のでサウジアラビア大使館 HPで紹介されている霊園ももう 満杯。  関東、東海、近畿、広島、福岡で必要となっています。東京でのイスラミック・セ ンター理事との会議では、各国大使館やイスラム団体から 知事や地方・国会議員、市議会へ公式のオフィシャル・レ ター、協力要請の手紙を出し てくれると言う事になってい ます。そのリストアップもし

なければなりません。  日本の人権運動が役割を果たせばイスラム世界、アラビ ア語圏にその動きは伝わって いくでしょう。国連のイスラム圏の政府との関係、イスラム諸国からも日本国内の動きは関心も引くと思えます。  日本発信の国際人権の連帯啓発や日本の人々の取り組みがイスラム諸国やアラビア語圏 で広がりを見せる事に期待します。神戸ムスリムモスクのHPでも、イスラミックセンターのHPにも、そしてイスラム諸国 の大使館HPにも、霊園問題が大きく取り上げられている関心事で大きな問題であること が分かります。

  イスラムという教えや生き方は、既存の私たち日本人が想定する「宗教」が持つ意味や 内容と大きく違っていると思えます。政治・モラル・日常生活・法・国際関係・生き方す べてと日常生活に深く広く関連している巨大な思想と生きる規範すべてをカバーした巨大 さに思えます。異文化、マイノリティとして日本に生きる彼等、日本にいいイメージを 持って帰国してほしいとも思います。地域の人々や日本の人権を大切にする人々の応援もいい記憶として。帰国すれば国政を担当したり教育・科学・公立施設などのトップ、大学 教員などになられる人も数多く豊川のモスクには参集されています。

  彼等もまた、人権問題やマイノリティ問題、国際紛争と和平、平和と人権などの議論を行っています。政府高官や世界トップクラスの科学者も多くおられます。大事な問題について世界を進めてゆく大切な国際社会のメンバーで大切な仲間だと私は考えています。今後もどんどん交流の輪が広がってゆくでしょう。アメリカ大統領のオバマ氏もエジプ ト訪問、全イスラムを重視、平和と相互理解を呼びかけました。

  日本の人権、差別問題に取り組む人々、関連団体、議会、日本市民の応援や取り組みが彼等の直面する課題に対応して解決していく事を願っていま す。日本全国にあるモスクや地域の人 権活動が未来に向けて交流を進めることを願います。

 

●2009年10月17日には地元の『茨木市 立いのち・愛・ゆめセンター』 にて地域住民との交流会いが開 催されました。イスラム文化と歴 史を知り日々の日本での近隣に住む同士の「友愛」と「共生」「相互理解」などを求めた心温まる時間を過ごす事ができ、セ ンターロビーでは『大阪イスラム 文化センター(茨木モスク)』の人々の姿の写真パネル展が行われています。


 
イスラム文化と歴史のプレゼンテーションも、茶話会も素敵でした
   相互理解を深め楽しく有意義な交流と座談が行われました。
   エジプトやバングラディシュの珍しいお菓子もたくさん味わいました。
 
●大阪モスクのある地域の小学校・中学校・公私高等学校の先生の皆さんや、地元の親や地域教育に関わる地元中学校校区の人々が年に一度、盛大に開催される『豊川フェスティバル2009』に大阪モスクの有志が地元の人々のご好意と歓迎のうちにチャイ(ミルクティ)の出店を行いました。暖かい地域の人々の輪の中に
包まれて交流が深まり、来年もぜひという想いを全員が持ちました。地元の小中学校に通う大阪モスクの子どもたちも、学校からの参加で沖縄の太鼓の集団演技で生き生きとした様子を見せてくれていました。すごく素敵でしたよ。(2010年は10月31日 茨木市立豊川中学校で開催、こちらも素敵なイベントでした。)。国会議員の大谷信盛さんや市議の中村信彦さんも駆けつけて下さり終日楽しみました。

 

 一杯、20円のエジプトのチャイ♪ 大盛況でした!

 

 2010年に入り、ますます地域と大阪イスラム文化協会との交流や連携は深く重ねられています。

 大阪府人権協会主催の外国人向け無料法律相談は盛況でした。「ひまわり法律事務所(丹羽弁護士)」との連携です。

 インドネシア人親子と地域の高齢者の人々との継続した交流も微笑ましいものでした。 「豊川いのち愛ゆめ」センター分館で行われました。

 「茨木市人権センター」は今年大阪イスラム文化協会(茨木モスク)からイスラム文化の講師を招聘し、市の取り組みとして市民公開講座を開催しています。

「イスラム文化を知ろう」「イスラム料理を作ろう」など。行政の取り組み、国際化への対応は微々たるありさまの茨木市ですが、人権センターと地域が先行して

必死にがんばっています。茨木市や周辺自治体にもさらに奮起を願いたいものです。

 地域は一方で、自力自闘ですごいです。がんばってられます。

  上記写真は、地域の人々の応援、「茨木市立豊川いのち愛ゆめセンター分館(旧青少年会館)」でのすてきな交流です。

 相談員の方のすごい関わり、イスラムんぼ隣人と各地関係機関をめぐる姿も頭が下がります。迅速なイスラムの人々の生活・就労・医療・子育て・識字などに関するアドバイスと支援が重ねられ、豊川いのち愛ゆめセンターの相談員の方々はイスラムの人々からの絶対の信頼を得るに至っていると思います。

 大阪府人権協会もコリア・地域・イスラムの3者の素晴らしいコミュニティ作りに助成金を下さる事となり、多くのプロジェクトが計画・進行いたしております。人権・就労・教育などへの相談事業は共生への絶え間ない取り組みの積み上げです。

  日本全国でも類を見ない、地域の日本人との交流が旺盛な茨木市豊川。イスラムの人々との共生と交流の地域の姿は驚くべき豊かな内容を内包し、新たな創造の日々でございます。日本各地ではモスク設立反対運動が多い(アメリカ・ニューヨークでも!!)のに、ここ、豊川の素敵さ、コリア国際学園のすてきさは際立っているといえましょう。

 

 2010年のラマダーン明け「イード」というお祭りも盛況でした。おいしいエスニックフード、参集したイスラム教徒の数は250名前後の大盛況!!

駐車場に100人、屋内一階に80人の男性、2階には80名近い女性と、総数250人以上のイスラムの人々が茨木モスクに参集・お祈りをされました。

 地域内のコリア国際学園の人々、地域の支部執行委員、老人憩いの家に集う高齢者の人々を招待して大阪イスラム文化センターが開催した豪華晩餐会交流会も「豊川いのち愛ゆめセンター分館(旧青少年会館)」で、2010年9月18日に開催され100人近い人々の参加で大盛り上がりでした。コリア国際学園の生徒さん、先生、事務局長、校長さんも参加で、地域協議会会長や支部書記長などのスピーチもありました。

            

 

            

           

 すてきな「いのち愛ゆめセンター分館(旧青少年会館)」でのディナーパーティ交流会でした。大阪イスラム文化センターが地元支部執行委員や女性部、高齢者や青年部を招待した夜でした。コリア国際学園の生徒さんたちも先生もとても素敵な夜を過ごし交流が進みました。

 

 

 それは2010年10月17日の毎日新聞大阪版に新聞紙面半分を占める巨大な記事となって紹介されました!!!!!

 

 

Dear Toyokawa Community leaders, Toyokawa Community Center Officials, JICA OSAKA ,Korean International School Principal and Staffs and ICCO neighbors,

 

Assalaamu alaykum wa rahmatullahi wa barakatuhu:

Islam teaches us to show kindness without discrimination and to respect all cultures and beliefs. The purpose of the Islamic Cultural Center Osaka is to promote a true understanding of Islam. It provides a place of worship for Muslim men and women from Japan and other countries who are living in or visiting Osaka, especially those who are studying at Osaka University or visiting the Japan International Cooperation Agency (JICA).

In addition to the prayers, there are weekly lectures, Quran and Arabic classes for adults and children every Saturday.

You are all welcome to attend.

 

You are cordially invited to attend our special “Cultural and Friendship Exchange Program”. Ethnical food will be served for everybody in the vicinity during the program. We appreciate your attendance in anticipation.

Date:  September 18, 2010

Time:  17:30

Place:  Toyokawa Ai Center   Second Building

      Near ICCO

      茨木市立 豊川いのち・愛・ゆめセンター分館にて


Islamic Cultural Center Osaka (ICCO)

 

 ● これらの取り組みはイスラム文化協会のHPにもコリア国際学園のHPでも写真と報告があります。ぜひご覧くださいませ!!!

イスラム文化協会HPトップページ

http://osakamosque.org/

コリア国際学園HP

http://www.kis-korea.org/kccbbs/kannews_viewbody.php?number=64

 

                 

 

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 wrote:北口学